2006年08月14日

映画「出口のない海」

太平洋戦争末期、大日本帝国海軍は通常の攻撃方法では連合国軍にまともな反撃が出来ない状態となりました。そこで始められたのが、連合国艦船への体当たり攻撃、俗に言う「特攻」です。

特攻と言うと、爆弾を装備した零戦(爆装零戦)による体当たり攻撃など、航空機による体当たり攻撃がすぐに思い浮かぶと思いますが、特攻にも様々な種類がありました。なかでも連合国軍に最も恐れられた特攻のひとつが、人間魚雷「回天」による特攻です。

人間魚雷「回天」とは、先端に魚雷の弾頭を装着した小型潜水艇のことです。この小型潜水艇は、母艦となる大型潜水艦で敵艦の停泊地近くまでを運ばれ、大型潜水艦から切り離された後は、人間がこの小型潜水艇を操縦して、敵艦に体当たりするのです。この小型潜水艇「回天」の威力は強力で、一基で戦艦すら撃沈することが可能と言われておりました。この人間魚雷「回天」は1944年11月8日に菊水隊として、初出撃して以降1945年8月まで28隊(潜水艦32隻、回天148基 途中帰投含む)の出撃が行われました。

この人間魚雷「回天」とそれを取り巻く人々を描いた映画が、松竹映画系で9月16日土曜日からロードショーされます。

出口のない海
http://www.deguchi-movie.jp/

<主なキャスト>
・市川海老蔵
・伊勢谷友介
・上野樹里
・塩谷瞬
・柏原収史
・伊崎充則
・黒田勇樹
・平山広行
・尾高杏奈
・永島敏行
・田中実
・高橋和也
・平泉成
・香川照之
・古手川祐子
・三浦友和

沢山の人々から「帽振れ」で見送られ、華々しく出撃した航空特攻とは違い、回天による特攻は潜水艦搭乗員しか見送りのいない地味な特攻でした。それ故、そのような特攻があったこと自体知らない日本人も多いのではないかと思います。是非この映画を観て、「回天」の存在とそれを操縦した若者達の気持ちを知って欲しいと思います。

なお、米海軍の公式情報によると、人間魚雷「回天」による被害艦艇はなかったとされておりますが、実際には多くの命中目撃証言があります。また、日本の降伏後、米軍が真っ先に命令したのが、回天搭載潜水艦の現在位置の確認と作戦中止だったと言われております。

posted by 公爵 at 18:52| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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