2005年10月01日

零戦

帝国海軍の傑作戦闘機である零戦(れいせん、ぜろせん)の正式名称は、零式艦上戦闘機です。その名の通り、航空母艦に載せて使用することを前提とした戦闘機です。ところで、零式とはどういう意味なのでしょうか?

帝国海軍、帝国陸軍では、兵器の名称に制式採用した年の下二桁を付けてるようにしていました。零式艦上戦闘機は、昭和15年(1940年)に制式採用されております。あれ?これだと一五式か四〇式になりそうですね。実は、制式採用年に用いられる年号は、西暦でも元号でもなく「皇紀」なのです。昭和15年は、ちょうど「皇紀2600年」だったので、下二桁は「00」。それをとって、零式艦上戦闘機と命名されたのです。太平洋戦争で使用された帝国海軍の主な航空機は以下の通りです。

昭和11年-西暦1936年-皇紀2596年 九六式艦上戦闘機(九六艦戦)
昭和11年-西暦1936年-皇紀2596年 九六式陸上攻撃機(九六陸攻、中攻)
昭和12年-西暦1937年-皇紀2597年 九七式艦上攻撃機(九七艦攻)
昭和14年-西暦1939年-皇紀2599年 九九式艦上爆撃機(九九艦爆)
昭和15年-西暦1940年-皇紀2600年 零式艦上戦闘機(零戦)
昭和16年-西暦1941年-皇紀2601年 一式陸上攻撃機(一式陸攻)
昭和17年-西暦1942年-皇紀2602年 二式飛行艇(二式大艇)
昭和18年-西暦1943年-皇紀2603年 局地戦闘機 雷電
昭和18年-西暦1943年-皇紀2603年 艦上攻撃機 天山
昭和18年-西暦1943年-皇紀2603年 艦上爆撃機 彗星
昭和19年-西暦1944年-皇紀2604年 陸上爆撃機 銀河
昭和19年-西暦1944年-皇紀2604年 局地戦闘機 紫電
昭和20年-西暦1945年-皇紀2605年 局地戦闘機 紫電改
昭和20年-西暦1945年-皇紀2605年 艦上攻撃機 流星

ところで、上記の一覧を見ると、妙なところがあります。感のイイ人は直ぐに気付いたと思いますが、昭和17年までは、航空機の名称に○○式と制式採用年が入っていますが、昭和18年以降は全てペットネームになっています。これは防諜のため、その兵器がいつ制式採用になったのかを敵国に知られないように命名規則を変えたためです。まぁ、昭和11年とか昭和15年に開発した機体で昭和20年まで戦争をしていたなんて、アメリカ軍もびっくりでしょうね。

posted by 公爵 at 19:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 航空機 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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