2008年01月17日

映画「トラ・トラ・トラ!」

映画「トラ・トラ・トラ! 」(原題:TORA!TORA!TORA!)は、1970年に公開されたアメリカ映画です。帝国海軍が1941年(昭和16年)12月8日に行った真珠湾攻撃を題材にした映画です。タイトルの「トラ・トラ・トラ! 」は、真珠湾攻撃の時に使われた「我奇襲ニ成功セリ」を意味する帝国海軍の暗号に由来しています。

この映画、アメリカ映画ながら日米両方の視点から描いており、なかなか好感が持てます。キャスティングも割と史実の雰囲気に近い感じで見ていて納得が出来る感じです。また、当時は差別されていた黒人にもスポットライトを当て、白人を艦上ボクシング試合で負かしたり、戦闘で活躍したりし、白人と理解し合う様を描いたりと細かい配慮も垣間見られます。

あと、アメリカ映画だけあってセットにもお金を掛けており、特に映画冒頭に現れる戦艦「長門」の実物大セットは圧巻です。しかし帝国海軍の空母「赤城」の実物大セットまでは手が回らなかったようで、真珠湾攻撃の時の洋上航行シーンはアメリカ海軍の空母「レキシントン」を使って撮影されたそうです。

私がこの映画で気に入っているのは、真珠湾攻撃直前の空母からの発艦シーンです。夜明け前の暗い洋上。出撃前で慌ただしい飛行甲板。整備員から「必勝」の鉢巻を託される淵田隊長。航空機に搭乗員が搭乗、一瞬の静けさの後、飛行甲板に並んだ航空機のエンジンが始動。発艦の合図で飛行甲板を滑走する戦闘機。しかし飛行甲板の終端で機体が下降し一瞬見えなくなり、あわや墜落かとはっとする南雲長官。しかしその直後、姿を見せた戦闘機を見て安堵の表情を浮かべる・・・。その後航空機は続々と発艦し、帝国海軍機動部隊の上空を編隊飛行・・・。雲間から見える旭日(朝日)はまさに旭日旗(軍艦旗)。

まぁ、細かいところはともかく、太平洋戦争を描いた映画としては、かなりの力作、大作だと思います。また、かつての敵国アメリカが日本を単なる悪者ではなく、このような描き方をしたのは評価できると思います。
<監督>
 リチャード・フライシャー
 舛田利雄
 深作欣二
<脚本>
 ラリー・フォレスター
 小国英雄
 菊島隆三
<音楽>
 ジェリー・ゴールドスミス
<主なキャスト>
<日本側>
 山本五十六連合艦隊司令長官:山村聰
 南雲忠一海軍中将:東野英治郎
 三川海軍中将:須賀不二男
 宇垣纏海軍少将(連合艦隊参謀長): 浜田寅彦
 福留繁海軍少将(連合艦隊参謀長⇒軍令部作戦部長)河村弘二
 山口多聞海軍少将:藤田進
 大西瀧治郎海軍少将:安部徹
 原海軍少将:二本柳寛
 長谷川赤城艦長:細川俊夫
 黒島亀人海軍大佐(連合艦隊先任参謀):中村俊一
 源田実海軍少佐:三橋達也
 板谷海軍少佐:稲垣昭三
 淵田美津雄海軍少佐:田村高廣
 松崎海軍大尉:宇南山宏
 村田海軍大尉:室田日出男
 野村吉三郎駐米大使:島田正吾
 近衛文麿首相:千田是也
 東条英機陸軍大将:内田朝雄
 松岡洋右外相:北村和夫
 東郷茂徳外相:野々村潔
 木戸幸一内相:芥川比呂志

<アメリカ側>
 フランク・ノックス海軍長官:レオン・エイムス
 ハロルド・スターク海軍作戦部長:エドワード・アンドリュース
 ハズバンド・キンメル太平洋艦隊司令長官:マーティン・バルサム
 ウィリアム・ハルゼー海軍中将:ジェームズ・ホイットモア
 ジェームズ・リチャードソン提督:ロバート・カーネス
 ブラットン大佐:E・G・マーシャル
 クラーマー少佐:ウェズリー・アディ
 ヘンリー・スチムソン陸軍長官:ジョゼフ・コットン
 ジョージ・マーシャル陸軍参謀長:キース・アンデス
 ウォルター・ショート陸軍中将:ジェイソン・ロバーズ
 コーデル・ハル国務長官:ジョージ・マクレディ
 ジョセフ・グルー駐日米国大使:メレデス・ウェザビー
 駐日米国大使書記官:アンドリュー・ヒューズ
<公爵の独り言>
この映画、淵田美津雄少佐(田村高廣)が良い味出しています。

posted by 公爵 at 00:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すみません。黒人が登場するのは「パール・ハーバー」の方ですね。勘違いしていました。
Posted by 公爵 at 2008年01月19日 00:13
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