2009年06月05日

映画「真夏のオリオン」

来週土曜日(6月13日)に、映画「真夏のオリオン」が公開されます。「真夏のオリオン」は、太平洋戦争末期、互いに姿の見えないまま激闘を繰り広げる大日本帝国海軍潜水艦イ-77とアメリカ合衆国海軍駆逐艦パーシバルの乗組員たちの姿を描いた映画です。
<原作>
雷撃深度一九・五(著:池上司)
真夏のオリオン(監修:福井晴敏、著:飯田健三郎)

<主なスタッフ>
監督:篠原哲雄
脚色:福井晴敏
脚本:長谷川康夫、飯田健三郎
音楽:岩代太郎
撮影:山本英夫
照明:小野晃
美術:金田克美
装飾:尾関龍生
録音:橋本文雄
編集:阿部亙英
特撮監督:松本肇
NYユニット監督:岡田俊二

<主なキャスト>
倉本孝行:玉木宏
イ-77潜水艦艦長(海軍少佐)

有沢義彦:堂珍嘉邦
イ-81潜水艦艦長(海軍少佐)

有沢志津子/倉本いずみ:北川景子(二役)
有沢義彦の妹/倉本孝行の孫

坪田誠:平岡祐太
イ-77潜水艦軍医長(軍医中尉)

桑田伸作:吉田栄作
イ-77潜水艦機関長(特務機関大尉)

田村俊雄:益岡徹
イ-77潜水艦水雷長(特務大尉)

中津弘:吹越満
イ-77潜水艦航海長(大尉)

遠山肇:黄川田将也
イ-77潜水艦回天搭乗員

鈴木勝海:太賀
イ-77潜水艦水雷員

秋山吾朗:鈴木拓
イ-77潜水艦烹炊長
ところで、この映画に登場する大日本帝国海軍の潜水艦の名前は「イ-77」とか「イ-81」のように「」+「番号」になっております。初めて見る方は何だかダサイ名前だと思うかも知れませんが、これは、大日本帝国海軍の潜水艦の命名基準が以下のようになっているためです。

ネイヴァルランド公国 潜水艦の命名基準
http://navalland.seesaa.net/article/13264186.html
伊号潜水艦(一等潜水艦)
排水量1,000トン以上の大型潜水艦
正式名称:伊号第○○潜水艦
略称:伊○○潜水艦、イ○○潜水艦

呂号潜水艦(二等潜水艦)
排水量500トン以上1,000トン未満の中型潜水艦
正式名称:呂号第○○潜水艦
略式名称:呂○○潜水艦、ロ○○潜水艦

波号潜水艦(三等潜水艦)
排水量500トン未満の小型潜水艦
正式名称:波号第○○潜水艦
略式名称:波○○潜水艦、ハ○○潜水艦
久しぶりに太平洋戦争を扱った邦画なので公開が楽しみです。

映画「真夏のオリオン」公式Webサイト
http://www.manatsu-orion.com/
【追記:回天について】
この映画に「回天」というものが出てきますが、「回天」とは先端に魚雷の弾頭を装着した小型潜水艇のことです。別名「人間魚雷」と言われております。この人間魚雷「回天」は、母艦となる大型潜水艦で敵艦の停泊地近くまでを運ばれ、大型潜水艦から切り離された後は、人間がこの人間魚雷「回天」を操縦して、敵艦に体当たりするのです。この人間魚雷「回天」の威力は強力で、一基で戦艦すら撃沈することが可能と言われておりました。この人間魚雷「回天」は1944年11月8日に菊水隊として、初出撃して以降1945年8月まで28隊(潜水艦32隻、回天148基 途中帰投含む)の出撃が行われました。

沢山の人々から「帽振れ」で見送られ、華々しく出撃した航空特攻とは違い、人間魚雷「回天」による特攻は潜水艦搭乗員しか見送りのいない地味な特攻でした。それ故、そのような特攻があったこと自体知らない日本人も多いのではないかと思います。是非この機会に人間魚雷「回天」の存在とそれに搭乗した若者達の気持ちを知って欲しいと思います。

2006年9月に公開された映画「出口のない海」はこの人間魚雷「回天」を扱った映画です。これも併せてご覧になることをお勧め致します。

ネイヴァルランド公国 映画「出口のない海」
http://navalland.seesaa.net/article/22339178.html

映画「出口のない海」公式応援Webサイト
http://deguchi.navitown.com/
(映画「出口のない海」公式Webサイトは既に消滅しておりました)

米海軍の公式情報によると、人間魚雷「回天」による被害艦艇はなかったとされておりますが、実際には多くの命中目撃証言があります。また、日本の降伏後、米軍が真っ先に命令したのが、人間魚雷「回天」搭載潜水艦の現在位置の確認と作戦中止だったと言われております。

posted by 公爵 at 01:13| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月19日

映画「パール・ハーバー」

映画「パール・ハーバー 」(原題:Pearl Harbor)は、2001年に公開されたアメリカ映画です。帝国海軍が1941年(昭和16年)12月8日に行った真珠湾攻撃を題材にした映画です。

真珠湾攻撃だけでなく、バトル・オブ・ブリテン、ドーリットル攻撃隊による東京初空襲など第二次世界大戦の重要なイベントも描かれています。そして、戦闘シーンについて言えばそれなりに迫力ある映像になっていると思います。しかし、日本側の描写についてかなり考証の甘さが感じられるので、私が奇妙に思ったシーンをちょっと紹介したいと思います。

<真珠湾攻撃前の帝国陸海軍の対米対策会議シーン>
・屋外の戦国時代の本陣のような場所で陸海軍合同の作戦会議を開催。
・その本陣(?)には旭日旗(軍艦旗)が縦に掲揚。
・そしてその本陣の周辺には「尊皇」、「皇國」、「勇我」(?)、「男戦」(?)の垂れ幕。
・しかもその本陣(?)そのすぐ近くで子供達が凧揚げ。

<真珠湾攻撃前の帝国海軍の作戦会議シーン1>
・屋外の池で作戦会議。
・池に大きな戦艦の模型を浮かべて半裸の兵士がそれを竿で動かして模擬演習。
・その池の畔には鳥居の様なものがあり、鳥居の下に旭日旗(軍艦旗)が縦に掲揚。
・旭日旗(軍艦旗)の下には「軍極秘」の看板。
・机の上には徳利(銚子)と杯。
・屋外の壁に「七生報國」の習字が掲示。
・屋外に酸素魚雷を並べて深度調整機構について説明。

<真珠湾攻撃前の帝国海軍の作戦会議シーン2>
・山本五十六の左手の指が5本。

<真珠湾攻撃のシーン>
・空母艦内の兵員居住区で蝋燭を使用。
・飛行兵の持っている写真のキャプションが「ナゾリア艦戦」ではなく「戦艦アリゾナ」。
・日本機が逃げまどう民間人を機銃掃射。
・日本機が病院を爆撃、機銃掃射。
・日本機が艦を沈められ海面を漂うアメリカ海軍将兵を低空飛行で機銃掃射。
・第一種軍装(紺)の将兵の帽子が第二種艦内帽(白)。

はっきり言って、突っ込みどころが多すぎます(笑)。

そして私が一番納得がいかないのが、帝国海軍による真珠湾攻撃の過剰な演出です。艦艇への攻撃だけでなく、病院を爆撃したり、民間人を機銃掃射したり、海に漂う将兵を機銃掃射したりと、帝国海軍は非人道的な描かれておりますが、帝国海軍の攻撃目標はあくまでもアメリカ海軍の主力艦艇でした。ただ戦闘中の大混乱の中、結果的に民間施設に被害が出たり、機銃の流れ弾による死傷者はいたかも知れませんが、映画のように積極的に狙いすまして攻撃はしていませんでした。そもそも帝国海軍は戦闘艦攻撃偏重主義であり、輸送船を攻撃することを潔しとしない風潮がありました。そのため真珠湾攻撃でも基地の石油タンクすら攻撃目標に入れていませんでした。そんな帝国海軍が、アメリカによる経済制裁で物資が乏しい中、貴重な爆弾や弾薬を目標外の施設や人に用いることはどう考えても不自然なのです。

かつてアメリカは「トラ・トラ・トラ!」、「ミッドウェイ」といった戦争映画の大作を世に送り出してきました。しかしこの「パール・ハーバー」は、日本人の視点から見ると、それらと比べるて見劣りすることは否めません・・・。
<監督>
 マイケル・ベイ
<制作>
 マイケル・ベイ
 ジェリー・ブラッカイマー
<脚本>
 ランダル・ウォレス
<撮影>
 ジョン・シュワルツマン
<SFX>
 ILM
<音楽>
 ハンス・ジマー
<主なキャスト>
 山本五十六:マコ岩松(mako)
 源田実:ケイリー=ヒロユキ・タガワ
 ルーズベルト大統領:ジョン・ヴォイト
 ジミー・ドゥーリトル:アレック・ボールドウィン
 レイフ・マコーレー:ベン・アフレック
 ダニー・ウォーカー:ジョシュ・ハートネット
 イヴリン・ジョンソン:ケイト・ベッキンセイル
 ドリー:キューバ・グッディングJr.
 アール:トム・サイズモア
<公爵の独り言>
トラ・トラ・トラ!」や「ミッドウェイ」と比較するとその酷さが際立ちますね。アメリカ、どうしちゃったんでしょう? 日本側の描写が一昔前のステレオタイプな日本人的でなんだか脱力してしまいます・・・。

posted by 公爵 at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月18日

映画「ミッドウェイ」

映画「ミッドウェイ 」(原題:MIDWAY)は、1976年に公開されたアメリカ映画です。太平洋戦争中の1942年(昭和17年)6月5日、帝国海軍とアメリカ海軍が激突したミッドウェイ海戦を題材にした映画です。

この映画はアメリカ海軍が撮影に全面協力しており、本物のアメリカ海軍の空母を使って発着艦シーンを撮影したり、戦時中の映像を提供したりしていて、かなり見応えがあります。また、映画「トラ・トラ・トラ!」と同じく、日米両方の視点から描かれており、帝国海軍についても割ときちんと表現されていると思います。なお、一部、映画「トラ・トラ・トラ!」と同じシーンが使われてるようです。

この映画はキャスティングにかなりこだわりがあるそうで、多くの有名俳優が出演しているそうですが、「世界のミフネ」こと「三船敏郎」も連合艦隊司令長官山本五十六として出演しています。しかも、三船敏郎は山本五十六を演じるにあたりかなり事前の調査をしたようで、左手の白手袋の小指の長さを半分にして着用していたそうです(山本五十六は日本海海戦で負傷して左手の指を2本切断しています)。

そしてもうひとつこの映画で評価できることは、自由の国アメリカの歴史の恥部とも言われている「日系人強制収容」についても描いてあることです(当時、ドイツ系アメリカ人、イタリア系アメリカ人は強制収容されなかったのに、日系アメリカ人のみ差別的扱いを受け、強制収容所に収容されました)。アメリカの作る戦争映画ならば、「アメリカ万歳! アメリカ is No.1!」と言わんばかりの映画になりそうですが、このように自国のかつての恥部であっても反省し、それを表現できるところにアメリカの良い意味での「ヤンキー魂」を感じました。

太平洋戦争のターニングポイントとなったミッドウェイ海戦を描いた力作だと思います。私は映画「トラ・トラ・トラ!」と同じくらい気に入っております。お勧めです。是非一度ご覧下さい。

<監督>
 ジャック・スマイト
<制作>
 ウォルター・ミリッシュ
<脚本>
 ドナルド・S・サンフォード
<撮影>
 ハリー・ストラドリング Jr.
<特撮>
 ジャック・マクマスター
<音楽>
 ジョン・ウィリアムス
<主なキャスト>
 山本五十六長官:三船敏郎
 南雲忠一中将:ジェームズ繁田
 草鹿龍之介少将:ノリユキ・パット・モリタ
 渡辺安次中佐:クライド草津
 ニミッツ提督:ヘンリー・フォンダ
 ハルゼー提督:ロバート・ミッチャム
 スプルーアンス海軍少将:グレン・フォード
 マット・ガース大佐:チャールトン・ヘストン
 マドックス大佐:ジェームズ・コバーン
 ロシュフォール:ハル・ホルブルック
<公爵の独り言>
ジェームズ繁田の南雲忠一は実物より格好良すぎる感じがしますね。

posted by 公爵 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月17日

映画「トラ・トラ・トラ!」

映画「トラ・トラ・トラ! 」(原題:TORA!TORA!TORA!)は、1970年に公開されたアメリカ映画です。帝国海軍が1941年(昭和16年)12月8日に行った真珠湾攻撃を題材にした映画です。タイトルの「トラ・トラ・トラ! 」は、真珠湾攻撃の時に使われた「我奇襲ニ成功セリ」を意味する帝国海軍の暗号に由来しています。

この映画、アメリカ映画ながら日米両方の視点から描いており、なかなか好感が持てます。キャスティングも割と史実の雰囲気に近い感じで見ていて納得が出来る感じです。また、当時は差別されていた黒人にもスポットライトを当て、白人を艦上ボクシング試合で負かしたり、戦闘で活躍したりし、白人と理解し合う様を描いたりと細かい配慮も垣間見られます。

あと、アメリカ映画だけあってセットにもお金を掛けており、特に映画冒頭に現れる戦艦「長門」の実物大セットは圧巻です。しかし帝国海軍の空母「赤城」の実物大セットまでは手が回らなかったようで、真珠湾攻撃の時の洋上航行シーンはアメリカ海軍の空母「レキシントン」を使って撮影されたそうです。

私がこの映画で気に入っているのは、真珠湾攻撃直前の空母からの発艦シーンです。夜明け前の暗い洋上。出撃前で慌ただしい飛行甲板。整備員から「必勝」の鉢巻を託される淵田隊長。航空機に搭乗員が搭乗、一瞬の静けさの後、飛行甲板に並んだ航空機のエンジンが始動。発艦の合図で飛行甲板を滑走する戦闘機。しかし飛行甲板の終端で機体が下降し一瞬見えなくなり、あわや墜落かとはっとする南雲長官。しかしその直後、姿を見せた戦闘機を見て安堵の表情を浮かべる・・・。その後航空機は続々と発艦し、帝国海軍機動部隊の上空を編隊飛行・・・。雲間から見える旭日(朝日)はまさに旭日旗(軍艦旗)。

まぁ、細かいところはともかく、太平洋戦争を描いた映画としては、かなりの力作、大作だと思います。また、かつての敵国アメリカが日本を単なる悪者ではなく、このような描き方をしたのは評価できると思います。
<監督>
 リチャード・フライシャー
 舛田利雄
 深作欣二
<脚本>
 ラリー・フォレスター
 小国英雄
 菊島隆三
<音楽>
 ジェリー・ゴールドスミス
<主なキャスト>
<日本側>
 山本五十六連合艦隊司令長官:山村聰
 南雲忠一海軍中将:東野英治郎
 三川海軍中将:須賀不二男
 宇垣纏海軍少将(連合艦隊参謀長): 浜田寅彦
 福留繁海軍少将(連合艦隊参謀長⇒軍令部作戦部長)河村弘二
 山口多聞海軍少将:藤田進
 大西瀧治郎海軍少将:安部徹
 原海軍少将:二本柳寛
 長谷川赤城艦長:細川俊夫
 黒島亀人海軍大佐(連合艦隊先任参謀):中村俊一
 源田実海軍少佐:三橋達也
 板谷海軍少佐:稲垣昭三
 淵田美津雄海軍少佐:田村高廣
 松崎海軍大尉:宇南山宏
 村田海軍大尉:室田日出男
 野村吉三郎駐米大使:島田正吾
 近衛文麿首相:千田是也
 東条英機陸軍大将:内田朝雄
 松岡洋右外相:北村和夫
 東郷茂徳外相:野々村潔
 木戸幸一内相:芥川比呂志

<アメリカ側>
 フランク・ノックス海軍長官:レオン・エイムス
 ハロルド・スターク海軍作戦部長:エドワード・アンドリュース
 ハズバンド・キンメル太平洋艦隊司令長官:マーティン・バルサム
 ウィリアム・ハルゼー海軍中将:ジェームズ・ホイットモア
 ジェームズ・リチャードソン提督:ロバート・カーネス
 ブラットン大佐:E・G・マーシャル
 クラーマー少佐:ウェズリー・アディ
 ヘンリー・スチムソン陸軍長官:ジョゼフ・コットン
 ジョージ・マーシャル陸軍参謀長:キース・アンデス
 ウォルター・ショート陸軍中将:ジェイソン・ロバーズ
 コーデル・ハル国務長官:ジョージ・マクレディ
 ジョセフ・グルー駐日米国大使:メレデス・ウェザビー
 駐日米国大使書記官:アンドリュー・ヒューズ
<公爵の独り言>
この映画、淵田美津雄少佐(田村高廣)が良い味出しています。

posted by 公爵 at 00:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月17日

ドラマ「僕たちの戦争」

先ほど、人間魚雷「回天」の特攻隊員を描いたドラマがTBSで放送されていました。テレビを見ていて気付き、思わず最後まで見てしまいました。

TBS スペシャルドラマ「僕たちの戦争」
http://www.tbs.co.jp/boku-sensou/

現代の自由を謳歌する青年と、太平洋戦争中の海軍飛行兵(後に回天特別攻撃隊隊員となる)が事故によってタイムスリップして入れ替わるという内容です。ちょっと気になるラストシーンですが、なかなか面白かったと思います。

折りしも、昨日9月16日土曜日から、人間魚雷「回天」とそれを取り巻く人々を描いた映画「出口のない海」が松竹映画系でロードショーされています。

出口のない海
http://www.deguchi-movie.jp/

当時の人々がどんな思いで回天に搭乗したか、考えてみる良い機会だと思います。最後に、有名な「回天特別攻撃隊」のフラッシュをご紹介します。是非ご覧下さい。

回天特別攻撃隊(フラッシュ)
http://tokyo.cool.ne.jp/kaiten_website/kaiten.swf

<公爵の独り言>
ここ数年、タイムスリップして入れ替わるという設定の戦争映画が多いですね。

posted by 公爵 at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月14日

映画「出口のない海」

太平洋戦争末期、大日本帝国海軍は通常の攻撃方法では連合国軍にまともな反撃が出来ない状態となりました。そこで始められたのが、連合国艦船への体当たり攻撃、俗に言う「特攻」です。

特攻と言うと、爆弾を装備した零戦(爆装零戦)による体当たり攻撃など、航空機による体当たり攻撃がすぐに思い浮かぶと思いますが、特攻にも様々な種類がありました。なかでも連合国軍に最も恐れられた特攻のひとつが、人間魚雷「回天」による特攻です。

人間魚雷「回天」とは、先端に魚雷の弾頭を装着した小型潜水艇のことです。この小型潜水艇は、母艦となる大型潜水艦で敵艦の停泊地近くまでを運ばれ、大型潜水艦から切り離された後は、人間がこの小型潜水艇を操縦して、敵艦に体当たりするのです。この小型潜水艇「回天」の威力は強力で、一基で戦艦すら撃沈することが可能と言われておりました。この人間魚雷「回天」は1944年11月8日に菊水隊として、初出撃して以降1945年8月まで28隊(潜水艦32隻、回天148基 途中帰投含む)の出撃が行われました。

この人間魚雷「回天」とそれを取り巻く人々を描いた映画が、松竹映画系で9月16日土曜日からロードショーされます。

出口のない海
http://www.deguchi-movie.jp/

<主なキャスト>
・市川海老蔵
・伊勢谷友介
・上野樹里
・塩谷瞬
・柏原収史
・伊崎充則
・黒田勇樹
・平山広行
・尾高杏奈
・永島敏行
・田中実
・高橋和也
・平泉成
・香川照之
・古手川祐子
・三浦友和

沢山の人々から「帽振れ」で見送られ、華々しく出撃した航空特攻とは違い、回天による特攻は潜水艦搭乗員しか見送りのいない地味な特攻でした。それ故、そのような特攻があったこと自体知らない日本人も多いのではないかと思います。是非この映画を観て、「回天」の存在とそれを操縦した若者達の気持ちを知って欲しいと思います。

なお、米海軍の公式情報によると、人間魚雷「回天」による被害艦艇はなかったとされておりますが、実際には多くの命中目撃証言があります。また、日本の降伏後、米軍が真っ先に命令したのが、回天搭載潜水艦の現在位置の確認と作戦中止だったと言われております。

posted by 公爵 at 18:52| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月05日

DVD大人買い!

今日はDVDを多数買い込んでしまいました。購入したタイトルは以下の通り。

連合艦隊
トラトラトラ!
ローレライ
男たちの大和

<公爵の独り言>
全部帝国海軍関連ですね。徐々にライブラリを増やしていこうと思います。

posted by 公爵 at 05:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

映画「日本海大海戦」

今日は浅草の映画館で「日本海大海戦」を観てきました。

日本海大海戦

<主なスタッフ>
 製作:田中 友幸
 監督:丸山 誠治
 特技監督:円谷 英二

<主なキャスト>
 三船 敏郎
 加山 雄三
 仲代 達矢
 黒沢 年男
 松本 幸四郎

この映画、以前も同じ映画館で鑑賞しました。結構好きな映画です。特撮を使った海戦モノで、最近の戦争映画のように変に反戦メッセージが入っていない、程よくエンターテイメントとして楽しめる映画です。それでいて、明治の元勲たちの苦悩も読み取ることができます。

また、日本海海戦前、沖縄県宮古島の漁師がバルチック艦隊を発見したものの宮古島に無線がないため、無線のある石垣島へ必死に船をこいで行くシーンがあったり、日本海海戦後、島根県の漁師が浜に流れ着いたロシア兵の死体を葬るシーンがあったりと、結構庶民の頑張りも描いている所が好感持てます。

この映画で不満があるとすれば、海軍の名参謀秋山真之と陸軍の名参謀児玉源太郎が登場しないことくらいですね。あとは概ね満足です。かなりお勧めの映画です。でも、カップルで観るには適していないかも知れません(笑)。

<公爵の独り言>
それにしても、浅草の映画館は酷い。スクリーンは大きくて良いのですが、観客のマナーが最悪。ゴミは散らかす。煙草は吸う。床に痰を吐く。咳や呻き声が聞こえる。携帯電話の呼び出し音が鳴る。困った物です。

posted by 公爵 at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月18日

映画「男たちの大和/YAMATO」

12月17日(土)に全国東映系映画館で公開された「男たちの大和/YAMATO」。さっそく12月17日に観て来ました。なかなかよく出来た映画だと思います。あまり詳しく書くとネタバレになるので、ちょっとだけ気になったことを書いておきます。

私が一番この映画で感心したところは、主役の一人である反町隆史(森脇庄八二等兵曹)を「主計科烹炊班員(飯炊き要員)」として描いたことです。どうしても戦争映画では、通常の戦闘を行う「兵科」に注目が集まりがちです。しかも実際、戦時中は「主計看護が兵隊ならば蝶々トンボも鳥のうち」と言われ、料理、備品管理、給与計算を担当する「主計科」と保健、衛生を担当する「看護科」は、兵科要員から馬鹿にされていたと言われています。その裏方とも言うべき主計科烹炊班員を主役として登場させたことはなかなか意義があると思います。

また、この映画の中心的人物である反町隆史(森脇庄八二等兵曹)、中村獅堂(内田守二等兵曹)、山田純太(唐木正雄二等兵曹)らは全員「下士官」であることも見逃せません。日本の軍隊はこの下士官が優秀であったため、精強であったと言われております。この映画では、下士官が現場のリーダーシップを取って、時には厳しく、時には思いやりを持って部下の育成をしている姿が描けていたのではないかと思います。

なかなかいい映画だと思います。皆さんも是非、映画館でご覧になって下さい。

posted by 公爵 at 10:53| Comment(0) | TrackBack(12) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月16日

映画「男たちの大和/YAMATO」公開

今年、平成17年(2005年)は、太平洋戦争終戦から60周年の年です。その節目の年に、東映が大日本帝国海軍の巨大戦艦「大和」を舞台にした映画を製作しました。

男たちの大和/YAMATO
http://www.yamato-movie.jp/

<主なスタッフ>
 原作:辺見 じゅん
 監督:佐藤 純彌
 音楽:久石 譲
 主題歌:長渕 剛

<主なキャスト>
 反町 隆史
 中村 獅堂
 仲代 達矢
 鈴木 京香
 渡 哲也
 長嶋 一茂

男たちの大和/YAMATO」は明日、12月17日(土)から全国の東映系映画館で公開です。

posted by 公爵 at 00:57| Comment(2) | TrackBack(11) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。